SolidWorks (ソリッドワークス) 材料編集で材料指定、特性、設定、追加、データ変更をしてみよう!

テトラポットなどのコンクリートのモデル設計って重量がきになるよね。そんなときにべんりなのが材料指定、SS400とかSUS304とか金属などのデータやJISの規格なども登録しておけば、材料の重量だけでなく、強度解析や、重心位置など様々な場面でガッチリ活躍しちゃいます。

 

材料を指定する方法とは!?

今回は、日本コーケン株式会社さんの消波ブロックの2次元データをお借りしました。2Dから3D立体化で作成したモデルが下記の通りです。デザインツリーで「材料<指定なし>」の部分を編集しますることによって、このモデルの素材名を設定することができます。素材が決定されることにより、モデルの強度や重量などが、自動計算されます。


今回はこのモデルを使用して解説しますので、ダウンロード可能な方は、下記のリンクからお願いします。バージョンは2017版です。

>>>今すぐモデルをダウンロードする

 

今回は、コンクリート製なので、上記画像の「材料指定<指定なし>」を右クリックして、ショートカットメニューの下の方にある「コンクリート」を選択します。デフォルトでは「コンクリート」はでてきません。ショートカットに登録する方法やユーザー定義材料の編集は次のページに掲載します。


 

デザインツリーの材料が「コンクリート」に変更されて、モデルの色もなんとなくコンクリートの色になります。


以上で材料指定は完了です。

どんなメリットがあるの?

材料の指定をして、モデルの色が変わるだけじゃおもしろくないよね。でも、ソリッドワークスなら、材料指定をすることによって、モデルの重量がかんたんにわかっちゃう。プロフェッショナル以上なら、強度解析もできて非常にべんり。

 

1.重量表示

評価タブの「質量特性」を開くと「質量」が表示されていて、20059.5㎏であることがわかります、約20トン。この消波ブロックの名前は、「セッカL型20トン」っていうから、20トンクラスのブロックってことですね。「質量」の下に「体積」も表示されています。電卓いらず!

>>>画像を拡大する


 

2.強度解析

材料を指定しておくと、強度の解析もできて便利。解析の結果はWordで出力してくれるから、専門家が解析した感じになります。

解析結果のレポートの表紙

>>>全ページをみる

Wordで出力されたレポートは、迫力満点!

専門家もギャフンと言わすこれ以上のデザイン性のない、驚愕レポート。顧客満足率もアップまちがいなし!

モデルの材料を指定する方法を掲載しました。この技術は3D-CADを使っている人限定の方法だから、必ず活用してね。

見積をする場合や、あんしん、あんぜんな設計をするなら超定番です。専門家の知識がなくても評価できる、ただものではない機能!

次のぺーじでは、材料編集のユーザー定義やショートカットメニューに表示する方法などを紹介します。

今回はこれでおしまいです。

お疲れ様でした!

 

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