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トリム/延長の基本ステップ
鋼材の突合せ部分の成形は、トリム/延長を利用すると、あっという間に、お好みのカット成形ができますよ。但し、ちょっと作業者から苦情がくる、モデルになっちゃうときもあるから、少し注意が必要、コーナートリートメントを利用したときも同じ。注意点は下記のページを見てください。
ここでは、トリム/延長の詳細を掲載しますね。
こんなモデルを作成してみました。一部鋼材が重なった部分がありますので、ここをトリム/延長で修正します。
基本的な使い方
「コーナータイプ」や「トリムするボディ」「延長許可」など詳細については、ページの後半で解説します。
- 「溶接」タブの「トリム/延長」をクリックしちゃいましょう。
- プロパティマネージャーが開いたら、「コーナータイプ」で「トリム」を選択、トリムするボディに、赤色の鋼材を2本入力しましちゃいましょう。「トリム境界」の「ボディ」にチェエックを入れて、赤枠の「ボディ間の単一カット」を選びます。「溶接隙間」にてきとうな数字を入力しちゃいましょう。入力が終了したら、グラフィック上の「ボディ|破棄」「ボディ|保持」を画像のようにしてOKします。
>>>画像を拡大する
- 突き出していた、赤い部分はカットされて、正しいモデルになります。
以上が「トリム/延長」の基本的な流れです。次の項目からは、トリム/延長の詳細な設定方法を解説します。鋼材モデル作成の達人になれるかも!
コーナータイプの編集
僕が、ときどき間違っちゃうのが、コーナータイプで「トリムするボディ」で複数のボディを選択しようとしてつまずいてます。みなさんは大丈夫ですよね?


コーナータイプの種類
SolidWorksでは、突合せの重複状態を修正するための道具が、4種類用意されています。各コーナータイプでどんな形状が作成されるのか、上記のモデルを利用して考察しみよう!溶接タブの「トリム/延長」をフィーチャー編集状態にしてあります。
- トリム
- とめつぎ
- 突合わせ1
- 突合わせ2
トリム




とめつぎ


突合わせ1


突合わせ2


4種類のコーナータイプですが、違いがわかりましたか? 「突合わせ1」と「突合わせ2」は反対になるだけ、「トリム」は破棄する場合と保持する場合がえらべちゃう。
トリムボディ境界を賢く使っちゃおう!


「トリムするボディ」と「トリム境界」には、「延長許可」、「面/平面」「ボディ」、「単一カット」「線形カット」、「溶接隙間」などがありますので、以下に掲載します。
1.延長許可ってなに!?
「トリムするボディ」の中に「延長許可」のチェックボックスがあるんだけど、これって「なんだかわからない!?」って場合もありますよね。その場合は、
2.面/平面 ボディって!?
「トリム境界」に「面/平面」、「ボディ」っていうのがありますよね。このラジオボタンにチェックを入れると、どんな違いがあるのか、モデル画像をくらべて100!





3.単一カット線形カット
「ボディ間の単一カット」と「ボディ間の線形カット」っていうのがありますが、このコマンドはアイコンに表示されている通りです。上記までは全て「ボディ間の単一カット」で対応していました。今回は「ボディ間の線形カット」を選択して結果がどうなるか見てみましょう。

4.溶接隙間
「トリム/延長」の一番下のほうにある「溶接隙間」は鋼材レイアウトのフィーチャーにある「溶接隙間」と同じです。詳細は下記のページの「部材と部材との隙間」あたりを参考にしてください。
「溶接隙間」にチェックをいれて、数値を20㎜にしました。かなり極端な数字ですけど。大きい数字を入れないとわかりにくいので、ご了承ください。赤いボディと青いボディの間に20㎜の隙間ができちゃいました。これが「溶接隙間」です。

この項目では、なんか沢山のコマンドを掲載しちゃいました。「Training Weldments」の本では、順序も、項目も全く無視の書き方だから、結構、困っちゃいます。それにくらべれば、少しは、ましだと思います。もし、わかりにくい部分があったら、おしえてね。
少し長くなりましたが、1個のコマンドを全部1ページにおさめちゃったのでしょうがないかな~~~
「トリム/延長」は鋼材レイアウトのフィーチャーが複数になっちゃうと、必ず使うコマンド。鋼材を利用する設計やさんには、うれしい驚異の武器まちがいなし!
初心者の方も必須項目になります。
このページはこれでおしまいです。
お疲れ様でした!
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