部品表をエクセルに出力したら編集してみよう

SolidWorks(ソリッドワークス)の部品表をエクセルの表に出力したら部品の数量がわかるように編集してみよう!今回は簡単なエクセルの使い方を解説します。図面の部品表と連携したい場合やリンクしたい場合は別途マクロ等の操作が必要です。基本編ですので連動などの複雑な動作は解説しません。ご了承ください。

 

部品の加工数量

自動車部品のように同じものを複数製作する場合にはエクセルで計算すると大変便利です。

図面モデルのダウンロードは以下のリンクからお願いします。

>>>KO1-101A.zip

 

 

この図面はコンクリートブロックの型枠ですが、今回は、この型枠を100セット製作するときの必要部品をエクセルで出力してみたいと思います。

各部の型枠の部品表をエクセルに出力する

エクセルで部品数を算出する方法は2種類あります

  1. 個々の組立図の部品表をそれぞれエクセルに出力する方法
  2. いちばん大元の組立図の部品表をエクセルに出力する方法

 

 

1. 個々の組立図の部品表をエクセルに出力

今回図面でいえば

型枠図面の番号 型枠名
KO1-201A 本体枠
KO1-202A 口付け本体枠
KO1-203A 脚板枠
KO1-204A 脚投枠
KO1-205A 軸板枠

 

各図面の部品表をエクセルに出力するとこのようになります

図面番号 部品表 エクセルデータ
KO1-201A
KO1-202A
KO1-203A
KO1-204A
KO1-205A

エクセルの編集

番号KO1-201Aのエクセルファイルを編集します

 

フォントサイズが違う場合は赤枠のように「<FONT size=3.5>」が付きます。この部分は必要がありませんので削除しましょう。


 

 

セット数とパーカー数を入力して編集すれば製作するための必要数量が秒速で表示されます。

このデータをもとに部品を発注すれば早くしかも正確に部材調達が可能になります。


 

2. おおもとの組立図の部品表をエクセルに出力

この方法は共通部品があるときに便利です。

ただし、部品表を大元の図面に表示してしまうと、非常に紛らわしくなってしまいます。

なるべく図面枠の外に作成しておきましょう


 

 

欄外に配置しておけば図面を印刷しても部品表は印刷されませんのでオッケーです


 

 

共通部品も含めてすべての部品が1セット分出力されてますので、これを100セット分に編集すれば完了です


 

 

 

赤枠の部分が共通部品も含めて100セット分の必要数量です

電卓で計算するより100倍速い

今回のページでは部品表をエクセルに出力した場合、2種類の方法とメリットが分かったと思います。

エクセルをあまりさわったことがない方もいると思いますので、次のページでは簡単なエクセルの使い方を練習します。エクセルを使い慣れてる方にとっては不要なページになるかもしれませんがご了承ください。

 

今回は以上で終了です。

お疲れ様でした!

 

 

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