SolidWorks ソリッドワークス フィーチャーの削除 依存フィーチャー、子フィーチャーも同時に削除できる!

フィーチャーの削除をすると、思いがけない部分まで削除されちゃうことってありますよね。今回は削除の方法を考えてみます。フィーチャーに含まれている子フィーチャーも同時に削除することもできますよ。

 

1.フィーチャーの削除

前々回使用した部品で解説します。部品がない方は下のリンクよりダウンロードしてください。

>>>editparts1_1.zipのダウンロードはコチラ

  1. 部品のデザインツリー上の「M16 六角ボルト用座ぐり穴1」を選択して右クリックで「削除…」選びます。


  2. 削除確認メッセージのウィンドウが表示されます。「M16 六角ボルト用座ぐり穴1」フィーチャーを構成しているスケッチや穴座ぐりを利用して作成したフィーチャーも作成元がなくなっちゃうから、同時に削除されてしまいます。


  3. 簡単なモデルなら問題はありませんが、複雑なモデルになると、安易にフィーチャーの削除をすると、後で取り返しのつかないことになりますので、できれば、親/子関係を調べてから、削除するようにした方が無難です。ちなみに私の場合は、複雑怪奇なモデルの編集は必ず、親子関係を調べてから、削除の体制に入ります。「M16 六角ボルト用座ぐり穴1」を削除すると「直線パターン1」も削除されてしまいます。今回の場合は「直線パターン1」は座ぐりを利用して作成したフィーチャーのため、どうあがいても削除されてしまいますので、残すことは潔く諦めましょう。


以上がフィーチャーの削除方法でした。

2.子フィーチャーも一緒に削除しちゃおう!

前のモデルは、UNDOで元に戻しておいてください。

  1. 今度は「ボス – 押し出し4」のフィーチャーを削除してみます。「フィレット2」だけが、「ボス – 押し出し4」と関連しているようなので、削除確認のメッセージボックスで「はい」をクリックすると「フィレット2」だけが削除されます。但しここで注意が必要なのは「ボス – 押し出し4」を作成するために書いたスケッチは、「ボス – 押し出し4」を削除しても、何も関連性がありませんので、そのまま残ります。

  2. 「ボス – 押し出し4」で書いたスケッチも一緒に削除するには、「含まれているフィーチャーを削除」に✔をいれて「はい」します。これで元になっていたスケッチも一緒に削除できます。だけど、2016版はこの機能が省略されていて、使えません、残念!


これで、フィチャーに含まれている子フィーチャーも同時に削除することができました。

削除は、安易に行うと、元がどうなっていたかわからなくなってしまい、収集が付かなくなることもしばしばです、ですので、複雑でしかも他人が作成した部品の編集をする場合は、細心の注意が必要です。

また、子フィーチャーの削除方法は年中使いますので、使いなれておくようにしましょう。この方法を使うとかなり時間短縮になります。

 

今回は以上で終了です。

お疲れ様でした!

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