3D-CAD、ではジオメトリって変な言葉がでてきますよね。特にソリッドワークスでは「不正なジオメトリが作成されるため、スケッチは更新されません。」のエラーメッセージが表示されたりすると、「なんのことだかわからないから、てきとうに、編集しなおし!」なんてことも。
今回は、そのなんだかわからないジオメトリの解説です。すごくつまらないお話ですから、ジオメトリに関して、興味のない方は、このページは飛ばしても大丈夫です。
1.ジオメトリってなに!?
ジオメトリとは、幾何情報のことです。
と言っても、今度は幾何情報ってなに?
ってはなしですよね。
幾何情報はスケッチで考えると、わかりやすいかもしれません。
スケッチ線では、線の長さや、円弧の度合い、始点、終点などの情報を持っています。この情報が幾何情報になります。この幾何情報がジオメトリということができます。
このスケッチでは、始点がX0、Y0、Z0、終点がX50、Y0、Z0で長さが50の情報をもった直線です。この情報がジオメトリとなります。
2.不正なジオメトリ
試しに、始点と終点をマージしてみます。「マージする2つの点の間の寸法が失われます。点をマージしてよろしいですか?」の警告メッセージが表示されます。「長さのジオメトリがなくなっちゃいますよ」ってことですね。
「はい」で強制的に始点と終点をマージすると、とたんに「スケッチを解決すると~~~不正なジオメトリが作成されるため~~~」のエラーが出てしまいます。これは、長さが50で終点の座標の位置情報と始点の位置情報に矛盾が生じるために表示されるエラーです。不正なジオメトリとはこのことを指しています。
もし、不正なジオメトリのエラーが表示されるなら、位置情報が、矛盾している可能性があります。
今回は、ジオメトリのお話でした。
もし、よくわからないようでしたら、それは、あなたのせいではありません、説明が良くないからです。
ジオメトリの詳細は、初心者はわからなくても全く問題ありませんので、わからないからといって、諦める必要もありませんし、アチラコチラ調べる必要もありません。
ですので、ジオメトリがわからない方はこのページは飛ばしましょう!
以上でおしまいです。
お疲れ様でした!