ソリッドワークス(SolidWorks)図面編/フィルターを使ってエッジを簡単に選択しよう!

図面ビューの線って一度に複数選択することってできないよね。そんな時はフィルター機能を使ってワンクリックでぜ~んぶビューのエッジを選択しちゃおう。図面機能にとにかく強いSolidWorks! できない機能なんてない、これが噂の「いまどき3D-CAD」。簡単なことだけど初心者向けサイトなのでご了承ください。

 

※SolidWorksを導入するなら最適なパソコンを選定しないと後で買い直しになっちゃうから、必ず検討してね。
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こんなものもかんたん選択

図面ビューも線の要素が多いと選択していくのが大変なんてことないですか?

この編目だけで線の要素が1500あります。この線を1本1本選択してたら大概嫌になっちゃいます。

最初はわからないから僕も1本1本選択してました。だって囲んでもせんたくできないんだもん。

 

普通に右から左方向にボックス選択で囲んだ画像です。


 

結局選択できたのは、線じゃなくてバルーンとか寸法など注記の類。


何もしないで、ただ囲んだだけでは残念ながらビューの線は複数選択できません。

フィルターを使おう!

ここで登場するのがフィルターです。「なんでフィルターなんですか?」って感じるかもしれません。プログラミングに精通している方は「そうだよね~」ってなるんですけど…

直線はもちろん、実は円も楕円も短い直線の集まりです。逆に円や曲線を点の集合で表示しようとするととてつもない要素数になってコンピューターが動かなくなってしまいます。なのでCADで曲線を表現する場合は短い線を繋いで楕円らしく見せています。

そこで、直線だけ拾ってくれるフィルターを利用すれば、注記など余計なものは除いてビューの線だけ選択できるようになります。

 

フィルターの出し方

「F5」キーを押すと画面の上か下にフィルターのボタンがずら~っと出てきます。

赤枠の部分が直線のフィルターです。線フィルター状態です。

上記の状態だとマウスポインターの表示が変更されます。

マウスポインターが赤枠のようになります。終了したらもう一度線フィルターのボタンをクリックすればおっけー

線フィルターを使ってビューを囲んで選択状態にすると、線要素だけアクティブになります。


この状態ならレイヤー変更したり、線の色を変更したりすることができるようになります。

 

線の色を黄色に変更しました。


今まで囲み選択ができなかった線も選択できるようになりました。

今回は、線フィルターを使う方法でした。ほかにも頂点のフィルターや面のフィルターなどなんでもあります。

この方法が使えると複雑な部品だけレイヤー変更したり、線の色を変更したりすることができます。是非活用してください。

このページはこれでおしまいです。

お疲れさまでした。

 

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