リンクを用意しよう
いちばんはじめにチェーンの元になるリンクを作成しておきます。
リンク単体モデル
チェーンの規格があるかどうかはわかりませんが、線径がφ4のリンクを作成します。
正面に横20幅12のスロットをスケッチします。
円形の輪郭にチェックしてスイープでパスに上図のスケッチを選択したら、直径に4を入力します。
OKすればリンク単体は完成です。
スケッチを追加
リンク単体のモデルは完成ですが、チェーンパターンを利用するときにスケッチが必要ですので追加します。
リンク単体と同心円の円を両側にスケッチしておきます。φ4にしてますが、大きさは自由で大丈夫です。
これで保存すれば、リンク単体の準備は完了です。
アセンブリの作成
新規にアセンブリを作成します。
とりあえずアセンブリ上では部品を原点に一致させます。
あとでパターンが使いやすいようにリンクの円の中心を一致させます。
ガイドのスケッチ作成
チェーンの形状の元になるスケッチを作成しておきます。このスケッチに沿ってリンクチェーンが出来上がります。
アセンブリの正面にスプラインをスケッチしました。
チェーンパターンの使い方
上記まででだいたいの下準備がおわりました、ここからはチェーンパターンの使い方の解説です。
アセンブリタブの「構成部品パターン(直線パターン)」→「構成部品のチェーンパターン」に進みます。
ピッチメソッドは一番右を選択してチェーンパスはアセンブリで作成したスケッチを使います。フィルパスにチェックすると選択したスケッチいっぱいにリンクチェーンが出来上がります。
チェーングループ1の部品は画像のように左側を選択しています。パスリンクはリンクにスケッチした円弧を利用しています。位置平面はリンク部品の正面を選択です。
チェーングループ2では右側のリンクを選択します。パスリンクはアセンブリスケッチの円弧の中心点を利用しています。パス整列平面はリンク部品の平面を選択します
チェーンパターンをOKするとこのようにチェーンが完成します。
アセンブリで最初に挿入した部品を非固定にするとチェーンをドラッグすればスケッチ上を自由に動かすことができます。
チェーンをドラッグした状態でもう一度チェーンパターンをフィーチャー編集するとフィルパスになってるためスケッチ全体にチェーンが出来上がります。
リンクのスケッチの円幅を変更するとチェーンのつながり具合を調整することができます。
今回はチェーンパターンを利用してリンクチェーンの作り方を考えてみました。
SolidWorks(ソリッドワークス)の場合いろいろな形状のチェーンが簡単に作成することができます。チェーンは身の回りにたくさんありますので、かなり使用頻度が高いコマンドです。覚えておくと非常に便利です。
このページは以上でおしまいです。
お疲れさまでした!
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