SolidWorks ソリッドワークス モデルの正面を変更してみよう! 側面図 平面 底面の向きを替える。

「モデルの正面を変更?必要なの?」って思っているかもしれませんね。ソリッドワークスでは「標準表示方向の更新」って言ってますけど、これって実は図面を作成する際は必要不可欠のものですので、もし表示方向の変更方法がわからない方は一読してください!

 

1.モデルを作成したら斜め図面が変!

わざと、モデルを斜めに作成して図面化してみます。

  1. こんな感じでスケッチ線に傾斜をつけてみました。


  2. これを鋼材レイアウトでアングルにしてみます。斜めになりました。当然ですよね。


  3. これを図面にしてみます。わけのわからない図面です。これを修正する方法を紹介します。


  4. この問題は図面ではなくて、モデルを修正するのが一番簡単です。モデルの平面なところを右クリックして、「選択アイテムに垂直」をクリックします。


  5. パソコンの「スペース」キーを一度押します。ここで注意点があります、文字入力モードが全角になっていると何も反応しません。必ず、半角入力になっていることを確認してください。逆に反応が無い場合は、文字入力モードを疑ってください。この方法は「表示」→「表示コントロール」→「表示」とかグラフィック領域の上部の「表示方向」の中にもありますが、スペースキーを利用するのが一番早いです。これ知らないとだいぶ損。


  6. 「標準表示方向の更新」をクリックします。


  7. ボックス内の「正面」をクリックすると、警告のメッセージが出ますので「はい」をクリックします。


  8. この状態でパレットから正しい図面を引き出して図面化します。完成!


 

 

2.上記の方法でもなおらない時

上記の方法では修正できないモデルを作成してみました。移動コピーで少しアングルの向きを回転させました。このモデルは上記の方法にひと手間かける必要があります。

  1. 上記の方法でモデルの方向を変えても、斜めのままで、このまま図面化するとへんてこりんな図面になってしまいます。


  2. この場合は、お互いに、垂直な面をコントロールキーを押したまま2面選択したまま「選択アイテムに垂直」をクリックします。


  3. すると、このようにまっすぐになります。まだ、これだと図面化するときにアングルの向きが反対になりますので、「シフト」キーを押したまま「矢印」キーをおして正面にしたい面に回転させます。最適な方向になったら上記と同じ手順で、「スペース」をバチンと押して方向修正します。


 

方向変更の動画です。

 

今回は「標準表示方向の更新」の解説でした。スペースキーの利用で「表示方向」を出す方法は結構速いから、これで作業効率UP間違いなしですね!

両手を利用して設計できると、マウスを利用するよりだいぶ早いと思いますので、できる限りキーボードの利用をするようにしましょう。

以上で終了です。
お疲れ様でした!

 

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