SolidWorks(ソリッドワークス)スケッチテキスト文字機能、文字の入れ方です。文字の回転や大きさ、幅、間隔は自由自在、レーザー加工、機械加工の刻印や文字を掘る作業にピッタリ。エクセルワードよりもっと自由にデザインできる。
文字のスケッチをしてみる
エクセルやワードなども文字を回転させたり斜めにしたり自由自在にできますがSolidWorksはもっと自由度が高いです。
カーブ
どこに文字を配置するのかをCADに教えるためにガイドになるカーブを設定します、名前はカーブだけど直線でも大丈夫です。
画像ではモデルの面に直線を書いてます。このときカーブにする線はできるだけ作図線にしておくと後で便利なことが多いです。
カーブのところに作図線を選んで文字を入力です。文字が作図線の上端に配置されます。
文字の大きさ
文字の大きさはWindowsの変更方法と同じです。
プロパティマネージャーの「フォント」を押すといつもの画面が出てきます。
Windowsの標準ダイアログです。フォント名称や文字の太さ、大きさなど自由に変更することが可能です。
変更が完了したら「OK」です。プロパティマネージャーが自動的に閉じます。スケッチ編集状態はそのままです。
文字の位置変更
「OK」した後文字位置を修正することができます。スケッチ編集を終了すると位置変更ができなくなります。
カーブに指定した作図線を移動するとそれに伴って文字スケッチも移動します。
文字の回転
文字の回転です
「回転」をクリックするとガイドカーブとの角度に従って文字を回転することができます。<r30>NEME</r>が角度指定になります、htmlによく似てる。
<r30>タグの数字を変更すると文字がカーブを基準に回転します。
文字の幅と間隔
文字幅や間隔も自由自在です
幅係数を増減すれば文字幅が長くなったり短くなったりします。
文字と文字の間隔も数字を増減することによって簡単に狭くしたり広くしたりできます。
文字編集の変更方法とは
文字編集を終了した後もう一度編集する方法です。
文字の編集は「OK」で終了しますよね。ただそのあともう一度文字編集に戻りたい場合は方法があります。それを次の画像で
もう一度文字編集するには、文字にカーソルを載せて色が変わったらダブルクリックです。シングルクリックじゃだめですよ。
カーブを変更してみる
ガイドのカーブを変更すると文字列に変化をつけることができます。
ガイドのカーブのためのスプラインスケッチ線を追加しておきます。
カーブの欄から選択してあった直線を削除してあらたにスプラインを選んでみると、スプラインの曲線に合わせるように文字列の並びが変化します。
スケッチテキストの解体
漢字などの文字はそのままでは押し出しやカットに利用することができない場合があります。
例えば「裕」のという漢字は黄色枠部分のスケッチが重複してるためこのままだと押し出しなどのコマンドは実行できません、その場合は文字の線を消したり書いたりして修正する必要があります。
文字の線を編集するには、文字にカーソルをあてて色が変化したら、右クリックです。「スケッチテキストの解体」があるのでそれを選択します。文字は普通の線と点に分解されていかようにも変更することができます。ただし、元に戻すにはアンドゥするしかありません。なので元に戻せない覚悟で行ってください。
以上がスケッチテキストの解説です。
ここでは扱いませんが、この文字のスケッチを押し出しやカットをすれば文字のデザインが自由にできます、機械加工のデータやレーザー加工のデータにも利用できてとっても重宝します。
このページはこれでおしまいです。
お疲れ様でした!
INDEX