サーフェスとは厚みがなく範囲が決まった面のことです。SolidWorks(ソリッドワークス)にはサーフェスという機能がとても充実しています。ただしSolidWorksや3D-CADを使うのがはじめての方はサーフェスの意味がわかりずらいとおもいますのでここではサーフェスとはどんなものなのか解説してみます。
サーフェスとは
いままでの押し出しモデルでは押し出しした厚みがありましたが、サーフェスには厚みの概念がありません。
以下のモデルはすべてサーフェスです。 | |
ココの球はサーフェスです。中身はありません。
厚みが0
平面と同じように面なので厚みがありません。厚みは0です。
表面積は計測できる
平面とちがってサーフェスは有限面積の面なので、表面積を計測することができます。
測定ツールで面積を測定できます。ただし体積がないため質量特性のコマンドは使えません。
体積が0
サーフェスは体積がないため干渉確認ができません。質量の測定もできません
2枚のサーフェスは重なり合ってますが、干渉確認(後で学習します)しても干渉認識がされない。ただし、これを逆手にとって利用するときもある。
サーフェスはあまりいい特性がないように感じますが、曲面の操作はめっちゃ得意です。自動車のボディのような曲面を作る場合は威力を発揮します。
曲面や曲線を平坦な面直線に修正するのにもつかったりします。
平坦なサーフェス
簡単なサーフェスの作り方をやってみたいと思います。
スケッチを利用する
新規の部品で正面などにスケッチしてみてください。
サーフェスタブの「平坦なサーフェス」を選択するとスケッチの輪郭が平面になります。この時にスケッチが完全に閉じてないと平面はできません、微小な線の飛び出しもダメですよ。
エッジを利用する
モデルのエッジを利用して平坦なサーフェスを作ることもできます。
エッジを選択してもサーフェスを作ることができます。3本目のエッジを選ぶとプレビューが消えちゃうので少し心配になりますが、エッジを4か所選べば再度プレビューが出てきます。このとき各エッジが正確に作成されていないとサーフェスを作ることができません。
「平坦なサーフェス」は名前の通り平坦になってますので、平坦の面が欲しい場合はこのコマンドを使うことになります
サーフェスの正体はわかりましたか???まぁこの辺りでは何となくわかれば大丈夫です。慣れればハッキリしてきます。
以上でこのページはおしまいです。
お疲れ様でした!
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