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SolidWorks 溶接 鋼材レイアウト
溶接 鋼材レイアウト
鋼材レイアウトを利用すると「アッ」という間に形鋼のモデルが完成します。 便利な機能ですので利用しましょう。
下の画像のように1本線を描画するだけでH鋼のモデルを作成します。

溶接 鋼材レイアウトの作成

  1. 「正面」に1本線を書きます。


  2. 1度スケッチ編集を終了します。


  3. 「挿入」→「溶接」→「鋼材レイアウト」の順に進みます。


  4. 鋼材レイアウトのプロパティマネージャーが開きますので規格にH鋼、 Typeに鉄・AL・SUS兼用、サイズにH150X150X7X10 R8を選択します。
    注意 : バージョンが2014以前の場合「規格」「Type」の欄が少し違います


  5. グループを選択状態にして、上記で作成したスケッチを選択します。 鋼材の輪郭がプレビューします。


  6. 「OK」すればH鋼のモデルの完成です。


鋼材レイアウトでモデル作成の動画

鋼材レイアウトのプロパティマネージャー

鋼材レイアウトのプロパティマネージャーは何やら沢山のオプションらしきものが出ています。 残りは次のページに記載します。
  1. 「回転角度」

    モデルを回転させて最適な角度に修正します。


  2. 「輪郭配置」

    「輪郭配置」のボタンを押すとプレビューした画像が拡大されます。 拡大したプレビューモデルに点が打ってありますので、 点をクリックします。 スケッチ線と点が一致するところにプレビューモデルが移動します。


  3. この位置でよければ「OK」します。

    完成したモデルです。


  4. パスセグメント

    鋼材が複数ある場合は、スケッチを沢山書かなければなりませんが、 このとき、1個のスケッチに1個の鋼材レイアウト」、1個のスケッチに1個の鋼材レイアウト みたいに書いていると、沢山の鋼材レイアウトを作成したければなりません。 「パスセグメント」に鋼材レイアウトのスケッチを全て登録します。 こんな感じのものを調整します。 できあがったモデルは接合部分が非常に不格好です。


  5. 「コーナートリートメントの適用」

    「コーナートリートメントの適用」にチェックを入れます。 恰好良く整形された、鋼材にプレビューされています。 いいですね~~~


  6. 「OK」すればモデルの完成です。

    H鋼どうしが、きれいに接合されています。


  7. 「セグメントの隙間」

    形鋼はあまり精度がよくありませんので、 各パーツの間に隙間を入れないと、 隣合う鋼材がはまらなくなったりします。 そこで「セグメントの隙間」を設定します。


  8. セグメントの大きさ

    セグメントの隙間は見やすくするために大きくしてあります。 「セグメントの隙間」を設定すると、 画像のように部材が多少大きくても、 干渉を防ぐことができます。


  9. 輪郭をミラー

    「輪郭をミラー」にチェックを入れると、各軸に対してモデルが反転します。


  10. 整列状態

    「整列状態」に矢印のエッジを選択して「縦軸に整列」を選択すると、 プレビューのような状態のモデルになります。

「鋼材レイアウト」の基本的な操作方法を紹介しましたが、 ユーザー特有の輪郭があると便利ですので、 次回は輪郭の登録をしてみましょう。
今回はここまでです、お疲れ様でした。
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