※SolidWorksを導入するなら最適なパソコンを選定しないと後で買い直しになっちゃうから、必ず検討してね。
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パソコンメーカーランキング
ハイエンドパソコンとワークステーションは全く別物なので、3D-CAD専用というわけでワークステーションの比較しかありません。ノート型のワークステーションを見みるとだいたいメーカーの意向がわかりますので基本ノート型ベースで比較してます。
各項目の説明は以下の通りです。
- 万が一故障した場合業務の被害を最小限にするために自分で分解修理可能かどうか(ノート型)デスクトップ型はどこのメーカーも分解可能。
- ダッソーさんの超重量級3D-CADに対応可能かどうか
- 目安の価格帯
- 保障とアフターケアについて
- ノート型ワークステーションの状況
- 総合評価
パソコンスペック比較基本構成、CPUとメモリーは少し控え目な構成になっています。
- CPU :4コア8スレッド 4.0GHz(ターボブースト時)
- メモリー :16GB, 2x8GB DDR4-2400(デュアルチャネル)
- ビデカード:Nvidia Quadro P2000 4GB GDDDR5
- ストレージ:SSD M.2 PCI Express 512ギガ
1位:HP
ひと昔前までは3流だったHP。今やワークステーションの基準といっても差し支えありません。シェア率No.1、ワークステーションといえばHPです。
スペックの選定方法は下記のリンクからどうぞ。
- 使用中パソコンにトラブルが発生しても簡単に分解することができます。万が一パソコンが故障してもストレージを外して、他のパソコンで外付けストレージとして使うことも可能。ノート型なら電池交換も一瞬で終了しちゃいます。画像はノート型のワークステーション。レバーを左右に広げるだけで全部分解できちゃいます。
- 性能はSolidWorksやCATIAなどの重量級のCADでも心配なし。CADメーカー各社の試験も研究済み。
- 価格は40万円くらいで購入できます。
- 保障はもちろん3年間です。但し他メーカーと違って、保証期間が過ぎていても多少の修理は無料対応してくれます。電話対応してくれる方はかなりベテランな感じ。ハイスピードのさぽーとワークステーション流の対応です。
- モバイルワークステーションはアフターサービスや性能、堅牢度などHPより勝るメーカーはありません。
- 個人的な意見としては、他メーカーより5万円~10万円高くても絶対HPがおススメ。っていうかワークステーションを検討中なら購入するべき。というわけでワークステーションとしては1位に評価しました。
2位:レノボ
昔は、「中国製」なので不安がありましたが意外と丈夫で安価、元々アイビーエムのパソコンチームがレノボにドナドナされたせいかも???
- ドライバーが必要ですが、一応分解は可能なので問題が発生したとき自分で部品交換や修理が可能、ワークステーションの基本はOK。ノート型は一応分解修理が可能だけど「分解してもいいけど自己責任でね~」スタンス。HPのように最初からカタログ上に分解の方法を載せているわけではありません。
- レノボ製のパソコンも重量級のCADに対応しています。HPのようにCADメーカー各社の試験が行われているかは不明。SSDがSATAの規格が主流みたいなので、読書きの速度はHDDとあまり変わらないかもしれません。PCIE規格のように3000メガ/秒以上の読み込み速度で想像を超える体感スピードを得ることはできません。
- 価格はHPの15パーセント引きくらい。昔からクーポンというのがあって、「今すぐ」感を丸出しですが、数日おきに割引率が変動しますので、高くなったら翌日とか翌々日などに購入すれば問題なし。最近は機種によってはHPより高いものあって購入するなら必ずHPと比較してね。
- 今までに2回レノボ製を購入しましたが、10年たってもまだ1回も故障したことがありませんので、対応がどのようになっているのかは体感していませんので掲載は控えます。
- レノボにもノート型のワークステーションがあります。デスクトップと違ってSSDがPCIEの規格になっていますので、かなり高速な読み書きができます。最近は部品が小型になってきたので、デスクトップ型よりノート型の方が性能がいいこともしばしば。あとテンキーがない機種もありますので、テンキー必須の方は要注意。「ThinkPad P1」テンキーが無い、バッテリー15時間と書いてあるけどビデオカードを利用する動作だと1時間位で終了だと思います。
- 堅牢に作られているし、3D-CADにも適した構成が選べるので結構おススメ。但し「分解は自己責任でやってね~」スタンスが1位と大きく差をつけちゃいます。だって、ワークステーションは業務用だから、問題が発生したら一刻も早く対策できないとね。
3位:DELL
BTO専門のパソコンメーカーであまり個人で購入されるケースが無く一般向けじゃなかったけど名前だけは売れていてみんなが知ってるDELL。

- DELLのパソコンも緊急対応の内部個人修理はレノボと同じスタンス。但しレノボと違って故障時の交換部品がちゃんと用意してあるから緊急時の対応はレノボよりもかなり安心。でも残念ながら故障や購入の相談は全員アルバイト。お客の意見を聞いてマニュアル通りにこたえるだけ、「僕たちの方がよく知ってる」感あり。
- 3D-CADを使ってる人でDELLのパソコンは見たことがありません。SolidWorksやCATIA対応の構成を相談しても多分てきとうな答えしか返ってきそうにありません。そんな感じのDELL、設計用に購入するのは「いかがなものか?」。ストレージがDELL特性のSSDが搭載されていて読み書きの速度が全く不明、CLASS40とCLASS50の2種類あって50の方が40より30%性能アップしているらしい。
- 価格帯はHPとほぼ同等だと思います。購入の相談だとモーレツの「売り込み臭」で対応してきますので覚悟してね。
- 電話対応者がアルバイトみたいなので少し面倒なことを聞くと「少々お待ちください」といってすぐ調べ始める。故障などの緊急時は非常に焦っちゃいます。
- ノート型はデスクトップ型よりかなり高性能な構成になっています。デスクトップを購入するなら、オフィスで利用するときはネットで購入した格安モニターに繋いで使えばいいだけ。現場に説明に行くときは、パソコンとマウスだけ持っていけば👌
- DELLのパソコンを2回購入しましたが、1台目のノート型は2年くらいでモニターが映らなくなり、2台目はHDDが故障して大変な目にあったのでレノボの下に格付けしました。売り込み臭がハンパないことも考えるとこれから先DELLってどうなの?どこかにドナドナされるんじゃない?感がありますので、妥当な位置づけだと思います。
4位:NEC
個人向けパソコンは殆どレノボにドナドナされちゃったNEC、それでも、あの板金加工機で有名な「アマダ」が推奨しているからここの番付に置きました。ノート型もないし、値段も高いし、売る気もない。

- 会社に何台か入ってましたが、一度も中を開けたこともないし、アマダのシートワークス(SolidWorks)のサポートの中にパソコンの修理費用も含まれているため分解云々かんぬんはわかりませんがデスクトップ型なら必ず簡単に分解修理でます。
- 「アマダ」のシートワークスも開発しているのでダッソーさん級の3D-CADは得意中の得意。アマダに相談してパソコンを購入するとソリッドワークスの推奨ベンダーに登録されていない機種が来る。それだけSolidWorksを熟知しているのかも。
- 価格は75万円位、他社と比べ圧倒的な高さ。
- アマダさんからも購入できます。アマダさんから購入した場合は故障すると当日に修理に来ます。近くにサービスマンがいると5分くらいで来てくれることもあります。NECの直販サイトから購入した場合はそれなりの対応時間がかかります。アマダのサービスの方に聞いたところ主なパソコンメーカーの中では一番対応が早いそうです。
- ノート型は販売してません。これからも販売予定なし。
- 売る気もないし、値段も高いし、ノート型もないし、いいとこなしのメーカーですが3D-CADの対応特にSolidWorksだけは徹底研究しているので4位。他に候補に挙がるメーカーもないので…
NECから購入する方は皆無なのでサイトのリンクは掲載しません。
5位:マウスコンピューター
TV-CMで有名なマウスコンピューター。
「ウチの先輩、最高かよ!~西野七瀬 G-Tune篇~」
但し、ワークステーションの考え方としては最悪なので、個人的にはランキングに掲載するのは嫌だけど、ほかにデスクトップとモバイルの両方を販売してるメーカーがないので最後尾ランクに載せました。
- ワークステーションの意味が分かっていないため、分解に関しては全く気にしていないマウスコンピューター。ノート型は分解はほぼ不可能。ネジを全部外してコジリにコジリまくったけど、中身の確認は断念しました。内部の部品に関しては全て引取修理らしい。それも返却まで96時間だって。4日間は全く休業状態になっちゃいます。1日止めたって大変なことになるのに、4日ですよ、話になりません。
- カタログ上はSolidWorksやCATIAなどの重量級CADも対応いていると書かれていますが、全く速度が上がりません。CPUとビデオカード、メモリーのバランスが超最悪。ビデオカードは良いものが付いているのにCPUとメモリーが超低速。HPの7年前のモデルとあまり変わりません。マウスコンピューターのカタログには大層なことが書かれていますが、全く違いますので騙されないでね。ストレージがSAMSUNG PM981 を搭載しているため、このストレージにOSやソフトをインストールすると超音速で起動するだけ。起動なんて1日に何度もしないからあまり関係ないって感じです。起動を早くしたいならストレージを交換するだけで現状のパソコンがテレビのように起動しちゃいます。但し、マザーボードがM.2 PCIeの規格じゃないとダメ。
- 購入対象じゃないけど、価格はどこのメーカーより最安値です。だいたい35万円位です、といってもその価値はないかも…
- 基本ワークステーションは保証は3年が原則なのに、標準では保証期間は1年です。故障したときに対応するオペレーターさんは全員アルバイトみたいな感じです。ほぼマニュアル通りの回答です。マニュアルに掲載されていない場合は回答は後日になります。アフターサービスは全滅感あり。
この人たちはぜん~ぶアルバイト???
- 超3流メーカーが、筐体から設計して作り上げるためには相当なコストがかかることを考えると,ノート型のワークステーションが開発できるのは大したもんだと思います。殆どハイエンドクラスのコピーですけど。
- ノート型のワークステーションが開発できる点がすごいのでとりあえずランキングに入れました。だって他の3流メーカーはそれすらできないんだから。分解が簡単にできれば間違いなくNECより上位にしたんだけど、ねじを外してこじ開けるまでの時間がかかりすぎなので最下位です。総合評価は購入禁止レベルですが、乃木坂46だか乃木坂48のファンは特に特典はありませんが、購入対象です。あまりお勧めしませんがワークステーションは直販サイトしか購入できませんのでリンクを貼っておきます。
まとめ
最近は「まとめ」にはまっちゃいました。このページの要約です。
本気で3D-CADを使う予定のある方、または使ってる方は性能もアフターサービスも充実したHPがダントツのおススメ。HPのワークステーションなら何も心配せずに作業に集中できます。価格は少し高めですが、安心料込みですよ。
DELLやレノボの関連会社なら迷わずそれぞれのメーカーのものを購入してください。親戚がレノボやデルに勤めていてもそれはあまり気にする必要はありません。だって親戚に迷惑をかけるわけじゃないし。
価格にこだわる方、乃木坂46のファンはマウスコンピューターのワークステーションがいいかも。オフィスも安いし、外付けDVDなどPC周辺機器も同時購入するとドスパラやツクモなど格安店と同じ価格で購入できちゃいます。購入者限定で「乃木マウス」のスクリーンセーバーがダウンロードできます。スクリーンセーバの価値は僕にはわかりませんが~~~

だいぶ長いページになりましたが、重量級の3D-CADを使う方や使っている方がコンピューターを購入する場合は必見情報です。
パソコン選定は、実際に使っている人からじゃないとてきとうなことを言われちゃいますので注意が必要です。現にマウスコンピューターのビデオカードはSolidWorksのベンダーリストには掲載されていませんが、ちゃんと動作します。逆にマウスコンピューターのサイトにはSolidWorksがいかにも高速に動くかのように書かれていますが全く逆です。
悪いことを言わないから動作重視ならHP。価格重視ならマウスコンピューターですよ。中途半端はレノボとデル。
このページはこれでおしまいです。
お疲れさまでした。
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