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SolidWorks 同心円の合致とミラーの活用
同心円の合致の操作とミラーの活用
世の中には部品の固定方法としてはボルトで固定したり、ピンで固定したり穴を利用して固定する 場合が非常に多いです。 また、シャフトやピンで可動部を作成する場合も非常に多いです。 当然ながら、3D-CADでも同心円の合致の使用も多くなります。

同心円を辞書でしらべると「中心を共有する二つ以上の円」と書かれています。

同心円の合致の組み合わせ

同心円の合致は丸い形状、円筒や円錐、球体など丸いと感じるものに付けることが出来ます。 但し線や点も、同心円の合致を付けることが出来ます。

1. 線と円筒の合致

線と円筒の同心円合致を付けます。
  1. 「合致」→「合致設定」で線と円筒の面を選択します。
  2. 「標準合致」→「同心円」で「OK」します。
  3. これ以上合致を追加しない場合はもう一度「OK」します。
線と円筒の同心円合致

2. 線と円筒の合致

円筒と球体の同心円合致を付けます。
  1. 「合致」→「合致設定」で球の面と円筒の面を選択します。
  2. 「標準合致」→「同心円」で「OK」します。
  3. これ以上合致を追加しない場合はもう一度「OK」します。
線と円筒の同心円合致

3. 点と円筒の合致

点と円筒に同心円合致を付けます。点だけですと見にくいので点と同心の円をスケッチしました。
  1. 「合致」→「合致設定」で点と円筒の面を選択します。
  2. 「標準合致」→「同心円」で「OK」します。
  3. 点をスケッチした面「正面」と円筒の「正面」に一致の合致を付けます。
  4. 見やすくするために表示方向を正面方向にします。
  5. これ以上合致を追加しない場合はもう一度「OK」します。
点と円筒の同心円合致

4. 同心円合致で可動部の確認

同心円合致で可動部の動作確認をすることが出来ます。可動部品は部品アイコンの次に(-)が付きます。 (-)が無い場合は動きません。また部品アイコンの次に(固定)が付いた場合も動きません。
上記のモデルのダウンロードはコチラ→ ダウンロード
データをダウンロードしたら合致の操作をして可動操作をしましょう。
  1. データはの名前は「sldworksassy8-1.zip」となっていますので展開してください。 展開すると「sldworksassy8-1.STEP」となります。

  2. ソリッドワークスで開く場合はファイルの種類を「全てのファイル」または「STEP.AP203/214」 を選択して開いてください。

  3. 開くと「インポート診断をしますか?」と聞かれたら「いいえ」を選択します。注意したいのは アセンブリ内の部品には拘束が全て削除してありますので、モデルには触らないようにしてください。

  4. 表示スタイルをエッジシェイディングに変更します。

  5. デザインツリー上で部品「sldworksassy8-1<1>」を右クリックして「固定」をクリックします。 これでベース部品の「sldworksassy8-1<1>」は固定されます。

  6. デザインツリー上で部品「sldworksassy8-6<1>」を右クリックして「固定」をクリックします。

  7. デザインツリー上で部品「sldworksassy8-4<2>」を右クリックして「削除」します。 「削除確認」のダイアログが表示されますので「はい」を選んでください。 グラフィック上から部品が削除されます。 「sldworksassy8-4<1>」と間違えないようにしてください。

  8. 「sldworksassy8-6<2>」も上記と同じように削除します。

  9. ここからはモデルに触ります。 「sldworksassy8-2<1>」の円筒面と「sldworksassy8-1<1>」の穴の面を同心円合致します。

  10. 続いて合致を追加していきます。コチラは動画をご覧ください。

同心円合致で可動部の確認

5. 構成部品のミラーを活用

始めに削除した部品をミラーして再生するとミラー元の部品と同じ動作をします。 合致を追加するより手間が省けます。
構成部品のミラーを活用 このアセンブリは次のページで使用しますので、保存しておいてください。
今回は同心円の合致と、ミラーの利用を学習しました。次回は「ロック」、「角度」、「距離」合致を学習します。
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